静岡大学の将来像は 創立100周年 OBの経営者らが討論

 静岡大の人文社会科学部と理学部の同窓会は19日、両学部の前身である旧制静岡高創立100周年を記念したイベント(静岡新聞社・静岡放送後援)を静岡市駿河区のグランシップで開いた。同大を卒業した経営者や専門家らが、大学の将来像などを題材に討論した。

大学の将来像について語り合う登壇者ら=静岡市駿河区のグランシップ
大学の将来像について語り合う登壇者ら=静岡市駿河区のグランシップ

 登壇したのは、石橋秀一ブリヂストン代表執行役GlobalCEO、日色保日本マクドナルド社長兼CEO、須藤修中央大教授、岩田孝仁静岡大防災総合センター特任教授の4人。進行役は日詰一幸静岡大学長が務めた。
 石橋氏はAIなどの技術革新について「活用するには教養や美意識といった総合知が必要」と述べ、文理融合型教育の重要性を強調。日色氏は「各学部が連携し、多様な社会問題を解決できる人材を育ててほしい」と期待した。
 同大吹奏楽団と混声合唱団による演奏や須藤氏による講演も行った。一般の来場者や学生ら約500人が耳を傾けた。

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