アホウドリ生態知って 長谷川さん(東邦大名誉教授)講演 静岡

 静岡市の高齢者学級「みのり大学」長田学級の卒業生でつくる「長田寿・みのり同窓会」は18日、同市葵区出身で東邦大名誉教授の長谷川博さんを招いた講演会を駿河区の長田生涯学習センターで開いた。アホウドリ研究で第一人者の長谷川さんが生態などを紹介し、会員約130人が耳を傾けた。

アホウドリの保護研究を紹介する長谷川さん=静岡市駿河区の長田生涯学習センター
アホウドリの保護研究を紹介する長谷川さん=静岡市駿河区の長田生涯学習センター

 アホウドリは羽毛採取のために500万羽以上乱獲され、一時は絶滅したと考えられていた。長谷川さんは、1976年から伊豆諸島最南部の無人火山島「鳥島」で続けてきた保護活動や繁殖状況調査を解説し、「活動が実を結び個体数が回復した。2026年には1万羽に達する」と予測した。
 会員は「アホウドリの名前の由来は」「アホウドリの視力は良いのか」などと熱心に質問した。

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