J3沼津の未来「明るく」 ライセンス維持へ本拠地改修、照明点灯

 サッカーJ3アスルクラロ沼津は20日、本拠地、沼津市の県営愛鷹広域公園多目的競技場で、改修を終えた照明の点灯式を行った。Jリーグライセンス維持に必要だった今季中の照度不足解消が実現し、来季に向け課題の一つがクリアされた。

点灯された照明の下でサポーターと記念撮影する選手ら=20日午後、沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場(東部総局・山川侑哉)
点灯された照明の下でサポーターと記念撮影する選手ら=20日午後、沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場(東部総局・山川侑哉)

 式はホーム最終戦後に行われ、菅井拓也主将のほか、川勝平太知事、頼重秀一沼津市長らも参加し、LED化した全投光器330台を点灯した。これまでの3倍の照度(1500ルクス)でともると、サポーターから歓声と拍手が上がった。
 同市の会社員庄司崇彦さん(48)は「地域で盛り上げようとした成果が点灯の形で見えた。照明のように明るい未来が開けるといい」と期待した。富士市の自営業小野貴子さん(54)は「改修資金が集まって良かった。周りでも応援している人がたくさんいる」とクラブへ思いを語った。
 照明の改修費は約1億円。クラウドファンディング(CF)と沼津市の企業版ふるさと納税、同市の一般財源を充てた。
 

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