一年の収穫に感謝 森町・小国神社で新嘗祭 農業など発展願う

 森町一宮の小国神社で23日、稲作をはじめとする農業などの発展を願う「新嘗祭(にいなめさい)」が執り行われた。町内農業関係者らが、一年の収穫に感謝の祈りを込めた。

拝殿で執り行われた新嘗祭=23日午前、森町の小國神社
拝殿で執り行われた新嘗祭=23日午前、森町の小國神社

 地元部農会の代表やJA職員ら約100人が参列。大祭用の装束姿の打田文博宮司が祝詞をささげ、巫女(みこ)の神楽舞を奉納した。神前には同町産の新米や特産の次郎柿、クラウンメロンなどを供え、豊作を祝った。氏子が生産した農作物の品評会、販売会も開かれた。
 新嘗祭は毎年11月23日の宮中祭祀(さいし)に合わせて全国の神社で行われ、五穀豊穣(ほうじょう)や国家安泰などを祈願する。2月の耕作始めに行う祈年祭とともに重要な祭典の一つに位置づけられている。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞