浜松大平台高生が考案 スイーツ販売 たこ満と共同、バナナ使ったタルトなど

 浜松大平台高(浜松市西区)で商業を学ぶ3年生15人が23日、企業と共同で考案したスイーツを遠鉄新浜松駅高架下の「はままちプラス」(中区)で販売した。商品開発や店舗運営を、実践を通して学ぶ実習の一環。

店頭に立ち接客する生徒ら(奥)=浜松市中区の「はままちプラス」
店頭に立ち接客する生徒ら(奥)=浜松市中区の「はままちプラス」

 生徒は菓子メーカー「たこ満」(菊川市)と篠原建設(西区)と共同で、バナナを使ったタルトとシュークリームの商品化を目指した。バナナのもっちりとした食感を生かすため、できるだけ果肉をそのまま使うようにシェフと試行錯誤を重ねた。会場にはほかに、同校がこれまでに商品開発したどら焼きなども並び、買い物客でにぎわった。
 5回目を迎えた本年度の同実習は「地域のさらなる可能性を知ること」をテーマに掲げた。篠原建設は湖西市に新たなバナナ農園を建設予定で、その農園と同じ方法で栽培されたバナナを岡山県から仕入れたという。
 安井彩乃さん(17)は「自分たちが作った商品が、皆さんに喜んでもらえるのがうれしい。企業などのいろいろな人と関わり、自分の考えをしっかり伝える力が身についた」と目を輝かせた。

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