笹瀬さん 俳誌主宰20年記念 浜松八幡宮に句碑

 俳誌「みづうみ」は22日、笹瀬節子さん(83)=浜松市東区=が20年間にわたって主宰したことを記念し、ゆかりのある中区の浜松八幡宮境内に建立した句碑の除幕式を行った。

句碑の除幕式であいさつする笹瀬さん=浜松市中区の浜松八幡宮
句碑の除幕式であいさつする笹瀬さん=浜松市中区の浜松八幡宮

 会員や関係者ら約100人が見守る中、笹瀬さんや桑島佳令宮司が白い幕を取り払い、句碑をお披露目した。句碑には、境内で枝を広げる県の天然記念物「雲立の楠(くもだちのくす)」を詠んだ作品「雲立楠の香放つ風の色」が刻まれた。
 桑島宮司は「参拝者に句碑の存在を伝え、樹齢千年以上とされる雲立の楠の香りを感じてもらいたい」と祝辞を述べた。笹瀬さんは「100歳を目標に、これからも皆さんと一緒に俳句を楽しみたい」とあいさつした。
 同誌は1939年、高浜虚子門下の原田濱人(ひんじん)が創刊した。笹瀬さんは1973年に入会し、2002年に5代目主宰に就いた。浜松八幡宮の理事も務めている。

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