「軽トラ市」中心街に活気 浜松市中区 旬の農海産物人気

 浜松・浜名湖地域の生産者らが農海産物や特産品などを販売し、食の魅力を伝える「第9回軽トラはままつ出世市」(同実行委主催)が27日、浜松市中区の中心街で開かれた。歩行者天国となった鍛冶町通りのほか、モール街北側に軽トラック約40台が集まり、市内外から訪れた多くの来場者でにぎわった。

新鮮野菜などを買い求める来場者でにぎわう軽トラ市=浜松市中区の鍛冶町通り
新鮮野菜などを買い求める来場者でにぎわう軽トラ市=浜松市中区の鍛冶町通り

 大根や白菜、サツマイモなどの採れたて野菜、舞阪のシラスや干物、彩り豊かなミカンや柿などの果実が軽トラック荷台の周辺に並んだほか、手作りジャムなどの加工品も人気を集めた。生産者や出店者からは「昨年より来場者が多い」「品ぞろえを増やして好評だった」などの声が上がり、活気があふれた。松菱跡地に出店したキッチンカー11台はハンバーガーやクレープなどの飲食を提供。浜松と同様に来年放映の大河ドラマ主人公、徳川家康にゆかりがある静岡市と愛知・岡崎市関係者もブースを設けて物産をPRした。
 新型コロナ感染防止対策として、会場内を一方通行とし、飲食可能エリアを一部に限定した。実行委の河合正志浜松商工会議所専務理事は「ウィズコロナにおけるイベント開催のロールモデルになれば」と述べた。
 軽トラックを製造するスズキの鈴木修相談役と俊宏社長も訪れ、出店者と交流した。
 肴町通りでは、雑貨市「まるたま市」、地元店が自慢の逸品を販売する「肴町バザール」を同時開催し、買い回りを楽しむ来場者の姿が見られた。

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