親子で日本初の旅客機作り 「天竜10号」紙飛行機で 浜松・飯田小でイベント

 浜松市の東部中学校区青少年健全育成会は27日、日本初の旅客機「天竜10号」を紙飛行機で作るイベントを、同市南区の飯田小で開いた。同小と相生小(中区)、東部中(南区)の児童生徒計43人と保護者が参加した。

紙飛行機作りに取り組む参加者ら=浜松市南区の飯田小
紙飛行機作りに取り組む参加者ら=浜松市南区の飯田小

 飯田小は1922年に天竜10号を作った福長浅雄(1893~1980年)の母校。イベントは同育成会文化部が、福長の功績について楽しみながら学ぶとともに、地域交流を促進しようと企画した。
 天竜10号をモデルにした図面を、子どもたちがはさみやのりを使い保護者と協力して完成させた。ペンで自由に色をつけた紙飛行機を飛ばし、飛距離を競い合った。福長や天竜10号に関するクイズにも取り組み、地域の偉人に理解を深めた。
 参加した鈴木将澄さん(飯田小5年)は「直角部分をはさみで切るのが難しかったけれど、きれいに作れた。遠くまで飛んでよかった」と目を輝かせた。

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