脱炭素へ取り組み紹介 ヤマハ発、社員が講演 静岡産業大公開講座

 静岡産業大総合研究所はこのほど、公開講座(静岡新聞社・静岡放送後援)を磐田市大原の同大磐田キャンパスで開いた。初回はヤマハ発動機技術・研究本部の横山浩代さんが講師を務め、「脱炭素社会に向けた新しいモビリティ社会の提案」と題して講演した。

「脱炭素社会に向けた新しいモビリティ社会の提案」と題して講演する横山さん=磐田市大原の静岡産業大磐田キャンパス
「脱炭素社会に向けた新しいモビリティ社会の提案」と題して講演する横山さん=磐田市大原の静岡産業大磐田キャンパス

 学生や地域住民約30人が耳を傾けた。横山さんは、自動車関連企業が国内外で進める二酸化炭素(CO2)排出削減の取り組みを紹介。同社主力の二輪などの小型モビリティは移動に伴う1人当たりのCO2排出量が少ないとし「環境に優しい」と述べた。このほか、使用エネルギーの「最小化」とCO2が発生しないエネルギーに転換する「クリーン化」の二軸で、2035年にカーボンニュートラル実現を目指すとした。
 講座は全3回。「脱炭素社会への取り組みと社会経済の動向」を主題とし、毎回講師を変えて開催する。受講料は受講回数にかかわらず2千円。
 問い合わせは同大総合研究所<電0538(36)8864>へ。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞