特別枠設定、職員の挑戦促す 2023年度予算編成で袋井市長方針

 袋井市の大場規之市長は29日、2023年度の予算編成について、新型コロナ対策など各事業の着実な推進に加え、予算要求の特別枠「チャレンジ&スマイル実践枠」を設けて職員の積極的な挑戦を促すとの方針を示した。市議会11月定例会で、近藤正美氏(緑風会)の代表質問に答えた。
 チャレンジ&スマイル実践枠は職員が企画立案した、地域の将来を見据えた事業を広く募集する制度。大場市長は制度の狙いを「挑戦する文化を袋井のブランディングの中核に位置づけ、街全体に広がり定着することを目指す」と述べた。
 編成方針に掲げる視点にはイノベーションへの挑戦、若い世代の夢や希望をかなえる取り組みの推進、リスクに対する備えの強化など5項目を設定。職員に事業刷新の推進を求めたことも報告した。
 立石泰広氏(市民クラブ)、高木清隆氏(自民公明クラブ)が登壇したほか、湊西地区での防潮堤整備工事の請負契約に関する締結案が追加提出された。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞