芝居から表現力学ぶ 中学生が発表会 静岡文化芸術大生が演技指導

 浜松市浜北区の浜名、北浜、北浜東部中の生徒が静岡文化芸術大の学生から演技の指導を受け、自己表現などを学ぶ「お芝居プロジェクト」の発表会がこのほど、同区の北浜南部協働センターで開かれた。生徒と学生計13人が演技を披露した。

演技を披露する浜名中の生徒(左と左から3人目)と静岡文化芸術大の学生=浜松市浜北区の北浜南部協働センター
演技を披露する浜名中の生徒(左と左から3人目)と静岡文化芸術大の学生=浜松市浜北区の北浜南部協働センター

 昔話や戯曲を題材に、ユーモアを交えて数分の芝居に仕立て直した3本を披露。大きな身ぶり手ぶりととともに若者らしい言葉遣いでせりふを発し、見物に訪れた住民らを楽しませた。同プロジェクトは市と市内大学の連携事業の一環。生徒たちは10月下旬から週末に3回、学生サークル「ぷちまり」から身体表現やアドリブ、台本を考えるための対話などを教わった。浜名中3年伊藤雅さん(15)は「以前は人前に出るのは苦手だったけど、発表を終えた今は楽しいと思えるようになった」と笑顔で話した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞