操作習得へ 高齢者にスマホ無償貸し出し 伊豆市

 伊豆市は12月から、高齢者対象のスマートフォン普及事業を行う。スマホを一定期間無償で貸し出して操作技術の習得や苦手意識の解消を図り、地域のデジタル化を推進する。
 市によると、スマホを無償貸し出しする普及事業は県内初で、全国的にも珍しいという。対象はスマホを所有していない65歳以上の市民で、定員は200人。スマホを3カ月程度無償で貸し出し、操作講習会や相談会を開催するほか、貸出期間中の問い合わせにも対応して支援する。
 講習会では通話、カメラ、インターネット、SNS、防災に生かせるラジオアプリなどの操作方法を学ぶ。市内の旧土肥小に交流拠点を設置しているIT機器リサイクル業のリングロー(東京都)に業務を委託する。申し込みは地区ごとに受け付けていて、期間は天城湯ケ島は12月5日まで、中伊豆は同7日まで、土肥は同2~9日、修善寺は同5~12日。
 問い合わせは同社<電050(3668)0512>へ。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞