静岡文化芸術大 教授ら研究成果を報告 浜松
浜松市中区の静岡文化芸術大は1日、本年度の研究成果発表会を同大で開いた。教授ら6人が、国際協力やデザイン、染色型紙の調査・修復手法などについて成果を報告した。
国際文化学科の武田淳准教授とデザイン学部の日比谷憲彦教授は、生産過程で捨てられてしまうコーヒーの果皮と果肉の部分「カスカラ」を使って開発した茶を紹介した。
カスカラの輸入やパッケージデザインなど学生が学科の壁を越えて商品開発に取り組んだことから、武田准教授は「普段は異なる学びをしている学生が、一つの商品を通じてつながった」と意義を強調した。
同大では積極的な研究活動を支援する目的で「教員特別研究費」の制度を設けている。この日は2019、21年度に研究をまとめた教授らが発表した。