生活困窮者に食品を 磐田・神明中生徒会 食品107点集め寄付

 磐田市鎌田の神明中生徒会がこのほど、生徒らを対象に、家庭で余った食品を集め、生活困窮世帯などに食べ物を届ける「フードバンク」の活動に取り組んだ。県労働金庫磐田支店(是永剛支店長)を通じて認定NPO法人フードバンクふじのくに(静岡市葵区)に食料品を届けた。

集めた食品を県労働金庫磐田支店に引き渡す生徒=磐田市鎌田の神明中
集めた食品を県労働金庫磐田支店に引き渡す生徒=磐田市鎌田の神明中

 大沼愛佳副会長(14)=2年=が、フードドライブ実施を公約に掲げたことがきっかけで、同校生徒会初めての取り組み。11月7日から5日間、ポスターを校内に掲示するなどして趣旨を伝えたほか、昇降口で登校する生徒に食品提供の協力を呼びかけた。賛同した生徒から菓子や缶詰、レトルト食品など計107点を集めた。
 活動を終えて鈴木宏典会長(14)=2年=は「自分たちは余分に食品を購入している。今回、食の大切さと福祉に目を向けることができた」と振り返り、大沼副会長は「不要な食品を必要とする人に届けることができた」と話した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞