先輩・翠富士、熱海富士に続け 飛龍高2選手が大相撲入り 桑原選手→伊勢ケ浜部屋 長村選手→木瀬部屋

 3月の全国高校選抜大会で団体優勝した飛龍高(沼津市)相撲部メンバーで、共に3年の桑原哲平(18)、長村晃宏(18)の両選手の大相撲入りが8日までに決まり、それぞれの親方と同校で入門報告会を開いた。2人は「横綱が目標。1日も早く関取になりたい」と力強く語った。

伊勢ケ浜親方(右)、小畑浩校長から激励を受ける桑原哲平(中)=7日午後、沼津市の飛龍高
伊勢ケ浜親方(右)、小畑浩校長から激励を受ける桑原哲平(中)=7日午後、沼津市の飛龍高
木瀬親方(右)と握手を交わす長村選手=沼津市の飛龍高
木瀬親方(右)と握手を交わす長村選手=沼津市の飛龍高
伊勢ケ浜親方(右)、小畑浩校長から激励を受ける桑原哲平(中)=7日午後、沼津市の飛龍高
木瀬親方(右)と握手を交わす長村選手=沼津市の飛龍高

 伊勢ケ浜部屋に入門する桑原選手は焼津市出身で、身長175センチ、165キロの体格を生かした押し相撲が魅力。「(高校の先輩で幕内の)翠富士関、熱海富士関が活躍している部屋なので強くなれると思った」と入門理由を語った。伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「本人の意欲がすごく伝わってきた。体に合わせた相撲を教えたい」と期待した。
 木瀬部屋に入門する長村選手は宮崎県延岡市出身。身長173センチ、135キロで突き押しが得意。複数の部屋からスカウトがあったが、10月に見学し「雰囲気が自分と合っている」と決めた。今後は「突きを磨き、大きな相手でも押し切る相撲をしたい」と誓った。木瀬親方(元幕内肥後ノ海)は「私が(現役なら)取りたくないような嫌な突っ張りをする」と新弟子の技術を評価した。
 2人は12日の新弟子検査を経て、来年1月8日からの初場所前相撲でデビューする。

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