鳥獣対策、寸劇で 佐久間幼稚園 共存の大切さ訴え 浜松

 浜松市や県、地元猟友会などでつくる浜松地域鳥獣被害対策協議会は7日、山間地の鳥獣被害を啓発する勉強会を同市天竜区佐久間町の佐久間幼稚園で開いた。3~6歳の園児7人は、寸劇を通じて被害をもたらす野生動物の種類や森林に入る際の害虫対策などを学んだ。

鳥獣被害や害虫の対策を園児に紹介した勉強会=浜松市天竜区佐久間町の佐久間幼稚園
鳥獣被害や害虫の対策を園児に紹介した勉強会=浜松市天竜区佐久間町の佐久間幼稚園

 同協議会の会員がサルやイノシシなど畑の作物を食べてしまう動物に扮(ふん)してステージに登場。対策として畑に防護策を設置することで被害を守り、山に暮らす動物を悪者にしない共存の大切さを伝えた。
 寸劇の後、防護策は電流が流れていて近づいてはいけないことや、森林や山に生息する害虫のマダニから身を守る方法を説明した。
 同協議会は、鳥獣被害を身近に感じてもらおうと、被害が多い地域の幼稚園や小学校を対象に勉強会を毎年実施している。

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