道路損傷 スマホで通報「1分で」 焼津市が新システム導入

 焼津市は12月から、道路施設の損傷状況について、市民がスマートフォンで情報提供できるシステムの運用を始めた。従来の電話よりも手軽に正確な情報を伝えることが可能で、市では迅速な対応につながると期待している。

道路損傷を通報する専用サイトの画面(右)と通報内容=焼津市役所
道路損傷を通報する専用サイトの画面(右)と通報内容=焼津市役所

 通報者は市公式LINE(ライン)から専用サイトに入り、画面に従って損傷内容を選択した上で、あからじめ撮影した損傷箇所の遠景、近景写真を添付し、現在地を指定して送信する。送信内容は市道路課の端末に表示され、写真や現在位置を参考に、職員が現場に向かう。
 通報内容は「道路に穴が開いている」「道路の舗装が欠けている」「照明灯が切れている」「カーブミラーの角度がおかしい」といった内容を想定している。
 今回のシステムで写真や位置情報が手元に入り、電話での通報時に起こりがちな損傷状況や場所の把握に手間取ることが少なくなり、対応の緊急性の判断もしやすくなった。入力項目も少なくするよう設計していて担当者は「1分ほどで通報できる」と使いやすさを強調する。

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