双葉小児童、笑顔で接客 浜松市中区で販売体験 自らデザインした製品紹介

 浜松市中区の双葉小の6年生約40人が8日、商品の販売体験を同区の遠鉄百貨店で行った。「こんにちは」と元気よく接客しながら、自分たちでデザインした注染染めの手ぬぐいなどを紹介した。

元気に接客する児童=浜松市中区の遠鉄百貨店
元気に接客する児童=浜松市中区の遠鉄百貨店

 注染染めのほか、遠州綿紬を縫製したランチョンマット、コースターを売り込んだ。来店客に積極的に声をかけ、丁寧に包装した商品を感謝の言葉とともに手渡した。ランチョンマットを3枚購入した70代女性は「柄が裏表あっていい。場面に合わせて使い分けたい」と笑顔で話した。
 児童は工房や染め物工場の関係者から染め織りの歴史や特徴を学び、百貨店から接客の講習を受けるなど、事前学習に取り組んできた。販売コーナーには遠州綿紬や注染染めを説明するパネルが並び、来店客に地元の産業を伝えた。
 渡辺虎太郎さん(11)は「遠州綿紬のことをもっと調べたい。接客は少し緊張した」と話し、手ぬぐいのデザインを考案した天野光理さん(12)は「自分がほしくなるようなデザインに仕上がった」と目を輝かせた。

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