スペイン空手道連盟「交流団体」に任命 富士宮市、五輪の絆確認
東京五輪でスペイン空手チームのホストタウンを務めた富士宮市はこのほど、金メダリストのサンドラ・サンチェス選手ら同チームを招いたセレモニーを市民文化会館で開いた。同市はスペイン空手道連盟をホストタウン交流団体に任命し、互いの絆を確かめ合った。
来日中の同チーム関係者5人と在日スペイン大使館特命全権大使がステージに登場し、須藤秀忠市長が「東京2020オリンピックの感動を再び分かち合いたい」と出迎えた。同市は交流団体任命によりスペインとのスポーツ、文化、観光、産業などの分野における交流のきっかけづくりやシティプロモーション推進につなげる。サンドラ選手や銀メダリストのダミアン・キンテーロ選手、コーチのヘスースさんに対しては盾を贈りホストタウン交流大使に任命した。
会場で同連盟などから市に対する表彰も贈られた。同連盟のアントニオ会長は「メダルの一部は間違いなく富士宮の人たちのもの。いつまでもこの関係が続くことを願う」と感謝した。サンドラ選手は「この日は私にとって特別なものです」と日本語で語った。