花描いた油絵力作 画家平賀さん個展 浜松市天竜区で29日まで
浜松市天竜区佐久間町浦川の画家平賀卓也さん(60)の個展が29日まで、同町の浜松いわた信用金庫佐久間支店で開かれている。花をテーマに描いた油絵4点を展示しており、花の色鮮やかさや繊細さを楽しめる。
平賀さんは約30年にわたり市内の中学校で美術の教師を勤め、昨年画家に転身した。現在は生まれ育った浦川を拠点に表現活動に力を注いでいる。
今回の作品は、いずれも沿道や道端で咲いていたヒャクニチソウやノウゼンカズラなどが題材。枯れている部分や花びらが散っている様子などを綿密に描き、花の生命力や時間の経過を伝えている。平賀さんは「生活にある優しさや安らぎを花で表現した」と話す。