ウクライナ留学生ら静岡巡る 静大が企画 神社や史跡で歴史学ぶ

 静岡大は11日、ウクライナからの交換留学生3人と静岡、浜松両キャンパスの留学生らの交流を図る観光ツアーを静岡市内で開いた。参加者は神社や史跡を訪ねて日本の歴史文化を学びながら、留学生活を支え合う仲間づくりを楽しんだ。

交流を深めながら名所を見学する留学生ら=静岡市駿河区の久能山東照宮
交流を深めながら名所を見学する留学生ら=静岡市駿河区の久能山東照宮

 ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、3人は安全な環境での研究などを希望して来日した。ツアーではラトビア、タイ、ミャンマーなど多彩な国からの留学生や日本人学生ら約20人と親睦を深めた。
 駿河区の久能山東照宮では観光ガイドから建造の経緯や構造、徳川家康の人物像などに関する説明を受けた。11月にウクライナから来日したばかりのスタトケビチ・オレグさん(19)は「豪華で美しい」と目を輝かせ、「みんな親切で新しい友人もできた。とてもよい経験ができた」と笑顔を見せた。
 ツアーでは登呂遺跡や駿府城公園などを見学し、茶道や着物の着付けも体験した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞