国1と河川 整備確認 掛川、菊川市長が空から視察

 掛川市の久保田崇市長と菊川市の長谷川寛彦市長がこのほど、国土交通省浜松河川国道事務所の案内でヘリによる管内上空視察をした。菊川の水害対策、国道1号バイパスの渋滞対策の状況を名久井孝史所長と確かめた。

名久井所長(左)との上空視察を終えた長谷川市長(中央)と久保田市長=浜松市南区
名久井所長(左)との上空視察を終えた長谷川市長(中央)と久保田市長=浜松市南区

 菊川は近年の国の重点的な河道掘削で流下能力が高まり、9月の台風15号でも越水を免れた。菊川市本所の水門整備、下流部の高潮堤整備も進む。国道1号は菊川インターチェンジ(IC)フルインター化、掛川市内のIC合流部改良などの事業を国が展開中。
 両市長はヘリが発着した浜松市南区の天竜川緑地公園で取材に応じた。ともに初の上空視察で、「この地がいかに美しいか再認識した」と笑顔。長谷川市長は「菊川の“健康管理”が順調だと分かった。市も雨水貯留などの浸水対策に努める」と話し、久保田市長は「バイパスは朝晩の混雑が激しく、死亡事故も起きている。合流部の改良に加え、4車線化も実現してほしい」と要望した。

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