地元産米「きぬむすめ」給食に 伊豆市、児童「おいしい」

 伊豆市は今月から、市特別栽培米「伊豆の恵」の新たな品種に認定した「きぬむすめ」を学校給食で提供している。

給食で提供された地元産のきぬむすめを味わう児童=伊豆市の天城小
給食で提供された地元産のきぬむすめを味わう児童=伊豆市の天城小

 特別栽培米事業は2013年度から地元JAと共同で始め、農薬と化学肥料の使用量を通常の半分以下で、市内で栽培している。品種はコシヒカリのみだったが、昨年度にきぬむすめも認定した。学校給食ではこれまで期間を決めてコシヒカリのみを提供していて、今月からきぬむすめも加えて継続的に地元産の米を子どもに味わってもらう。
 天城小5年のクラスではこのほど、給食の前に市農林水産課の職員が市特別栽培米の説明を行った。味わった児童は「風味や甘みがいつもと違っておいしい」「おかずとの相性が良い」などと感想を話した。同課の担当者は「農家の皆さんはみんなに健康に育ってほしいと願っている。感謝の思いを込めて食べて」と呼びかけた。

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