裾野東中美術部 防災倉庫に壁画 地域住民と交流楽しむ

 裾野市立東中美術部はこのほど、同市平松富士見台区の依頼を受け、地区の防災倉庫の壁画を完成させた。コミュニティースクールの一環。子どもたちは地域住民との交流を楽しみながら、地元の依頼に応えた。

地域からの依頼を受け壁画を描く生徒=裾野市平松
地域からの依頼を受け壁画を描く生徒=裾野市平松

 市が学校ごとに配置したコミュニティースクールディレクターの佐々木裕子さん(62)が、地域と学校の橋渡し役を担った。大和田進区長(67)から「ペンキがはげてしまった壁の装飾を学校にお願いしたい」との相談を受け、学校とつないだ。
 壁画は、防災倉庫にちなみ水の大切さを訴えたデザイン。美術部メンバーがアイデアを出し、地元住民が選んだ。生徒らは住民の助言を受けながら、約2カ月かけ完成させた。2年河口巧磨さん(14)は「(富士見台)地域のことをよく知らず不安だったが、優しくしてくれた。交流を持てて楽しい」と笑顔を見せた。
 大和田区長は「子どもたちと親しくなれたことはうれしいし、地域としても大きい。第2弾、3弾ができれば」と話した。

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