富士山の価値、次世代に 世界遺産センター5周年で式典

 23日に開館5周年を迎える富士宮市の県富士山世界遺産センターは13日、記念式典とコンサートを同センターで開いた。地元関係者らが出席し、世界遺産富士山の普遍的価値を次世代に継承する拠点施設の節目を祝った。

開館5周年を祝うコンサート=富士宮市の県富士山世界遺産センター
開館5周年を祝うコンサート=富士宮市の県富士山世界遺産センター

 これまでに国内外から115万人を超える来館者を迎えてきた同センター。1階に5年間の歩みをまとめたパネルを1月9日まで展示している。遠山敦子館長は「早くも5年がたち、非常に多くの方に楽しんでもらった。さまざまな形で文化を盛り上げ、日本の中心として静岡がさらに輝くよう協力していきたい。今後も前進していきたい」と見据えた。
 コンサートは前東京芸術大学長の国際的バイオリニスト沢和樹氏(同大・英国王立音楽院名誉教授)と富士山静岡交響楽団メンバー3人による特別編成の弦楽アンサンブル「クヮルテット・ミナナーロ」が登場した。クラシックの名曲や5周年を祝う「ハッピーバースディ変奏曲」などを披露した。

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