年末年始も電話窓口 富士宮市、コロナ在宅支援

 富士宮市は14日、医療機関が休みに入る年末年始の期間中、発熱者らの相談を電話で受け付ける「新型コロナ在宅支援相談窓口」を開設すると発表した。医療資源が限られる時期にも診療を要する市民が必要な支援を受けられる態勢を整える。市担当者は「年末年始も切れ目ない支援態勢を提供する」とした。
 体調不良に伴う困り事など相談を幅広く受けるほか基礎疾患の有無や症状を聞き取り、受診が必要な場合には救急医療センターや市立病院を案内していく。自宅療養者には食料支援も行う。
 合わせて市は12月4日から救急医療センターを受診した市民に抗原検査キットを配布している。配布期間は2月28日までの毎週日曜と祝日、年末年始。インフルエンザとの同時流行時には確保済みの同時検査キットに切り替え、対応する方針。須藤秀忠市長は「市民の不安軽減と医療現場の負担軽減につなげたい」と力を込めた。
 窓口の開設期間は29日~1月3日と8~9日(午前9時~午後9時)。問い合わせは同窓口<電0544(22)1250>へ。

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