「平和へできること何」 静岡県内の高校生11人が議論

 核兵器廃絶や世界平和活動に取り組む県内の高校生が集う「ピースフォーラム」がこのほど、静岡市駿河区の静岡労働会館で開かれた。高校生平和大使や長崎派遣代表の生徒ら11人が「今後、平和を志すうえで、私たちにできることは何か」をテーマに話し合った。

平和活動に取り組む高校生が集ったピースフォーラム=静岡市駿河区の静岡労働会館
平和活動に取り組む高校生が集ったピースフォーラム=静岡市駿河区の静岡労働会館

 生徒らは「新聞部として高校生の平和活動を校内新聞で取り上げる」「書道部のパフォーマンスを平和を意識した構成にし、文化祭で周知する」など部活動に着目した意見を出した。「平和を大きく捉えず、自分が今いるコミュニティーで人に優しく接する」と地道さを訴える声も上がった。
 今年就任した第25代高校生平和大使の佐藤希さん(16)=韮山1=は「目を合わせて議論する大切さを改めて感じた。時代に合わせてネットで情報発信する必要があるが、思いの強さを伝えるのが難しい。工夫が課題だと思う」と話した。

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