熱海の紅白梅 上皇さまに献上へ 健康祈り厳選40本

 熱海市は15日、上皇さまの誕生日(23日)をお祝いして贈る「献上梅」の枝切りを同市の熱海梅園で行った。上皇さまが皇太子だった1969年から続けていて、今年で54回目。

上皇さまに贈る紅梅の枝を切る市職員=熱海市熱海梅園
上皇さまに贈る紅梅の枝を切る市職員=熱海市熱海梅園

 市職員らが、つぼみが大きく膨らんだ早咲きの紅梅「八重寒紅」と白梅「冬至梅」計40本を厳選した。緊張した表情で枝にはさみを入れた公園緑地課の加藤可奈さんは「上皇さまの健康と長寿を祈りながら切った。誕生日に見頃を迎えられれば」と話した。
 梅は16日に市職員が東京都港区の仙洞(せんとう)御所に届ける。同市と親交のある英国、韓国、ブルネイの各大使館にも贈る。
 同園では10月21日に梅の初開花が確認された。過去10年間で最も早い開花だったが、園全体の咲き具合はやや遅めという。来年1月7日~3月5日に梅まつりが開催される。

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