海洋プラ 電車内で啓発 安東小児童のポスター 静鉄の中づり広告に

 静岡市葵区の安東小5年の植木南帆さん、麻生果歩さん、鈴木里珠さん、小角紗穂さん、萩原未海さんが制作した海洋プラスチックごみ問題の啓発ポスターが、静岡鉄道の電車内の中づり広告に採用された。来年1月14日から2月3日まで掲示される。

5人のポスターを活用した中づり広告=静岡市葵区の安東小
5人のポスターを活用した中づり広告=静岡市葵区の安東小

 ポスターは市ごみ減量推進課が実施した出前授業で学んだ海洋プラスチック問題の現状や、企業の取り組みを色鮮やかな絵やグラフを使って紹介。学校や家庭で実践できる取り組みも記載した。
 萩原さんは「深刻な現状を多くの人に知ってもらいたい」と話し、小角さんは「マイバッグの持参など簡単なことから実践してほしい」と呼びかけた。
 鉄道利用者に児童の取り組みを見てもらい、プラスチックごみの削減に向けて意識を高めてもらおうと市が企画。同校の5年生約150人は総合的な学習の授業で、食品ロスや節電など持続可能な開発目標(SDGs)について調べ、一人1枚ポスターを作成した。今月14日には同校で発表会が開かれた。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞