街並み・景観形成、フードバンク… 御殿場中生、課題解決策を市長に提言

 御殿場市立御殿場中の3年生5人が16日、市役所を訪ね、授業の一環でまとめた市への提言を、勝又正美市長らの前で発表した。SDGsの視点を取り入れ、環境や福祉などの課題解決に向け、中学生も関わることができる取り組みを提案した。

勝又市長らの前で提言を発表する御殿場中生徒=御殿場市役所(写真の一部を加工しています)
勝又市長らの前で提言を発表する御殿場中生徒=御殿場市役所(写真の一部を加工しています)

 街並み・景観形成をテーマにした青木優歩さんは、修学旅行先の京都と比べて御殿場は路上のごみが目に付くと指摘。ごみ拾いを楽しむアプリ「ピリカ」でボランティアを募集し、中学生のタブレット端末にもダウンロードして、多くの人の協力で「よりよい景観につなげることが必要」と訴えた。
 後藤帆夏さんはスーパーなど身近な場所で「フードバンク」に食料提供できる仕組みづくりを、北村恵太さんは学校の配布物のデジタル化などを発案した。
 田代みず希さんは路上のごみを写した写真に絵を描いて展示し、環境問題や自然について考えるきっかけにしようと提案した。北村充さんは家庭でできるエネルギーの節約方法を「広報ごてんば」で紹介するよう求めた。
 2年生から続く総合学習で生徒250人はそれぞれテーマを決め、御殿場の現状や各地の先進事例などを調べて提言をまとめた。
 

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