安倍川橋の歴史解説 科学技術高生に 2023年夏設置100周年
静岡市は15日、来年7月23日に設置100周年を迎える安倍川橋(葵区)の歴史を振り返る授業を科学技術高(同区)で開いた。同校3年生約40人が参加した。
市道路計画課の職員が講師を務め、橋の開通と街の発展に人口や自動車の増加を踏まえた都市計画が重要な役割を果たしたことを解説した。生徒は橋の構造や建設に尽力した地元の名士宮崎総五について学習した。橋の木製模型を使ってどれだけの重さに耐えられるかを確認する実験を行い、橋の点検に活用されているドローンの操縦も体験した。
通学で同橋を利用している石割大嗣さん(18)は「授業で習ったトラス構造の技術が現代でも生きていてすごい」と話した。