行政課題解決へ提案 民間複業人材アドバイザーが市長に 磐田
磐田市は16日、行政課題解決に向けて登用した民間複業人材アドバイザーの報告会を市役所で開いた。アドバイザーを務めたプロ人材3人がシティープロモーションや企業版ふるさと納税、ウェブページ改善の各分野で、新しい取り組みを草地博昭市長に提案した。
地方創生コンサルティング会社役員の片桐新之介さん(45)は、企業版ふるさと納税を増やすため、寄付金を生かして企業を冠スポンサーにした事業などを展開し、企業イメージの向上につなげることが重要とした。
オンラインで出席したフリーのプランナー池嶋亮さん(34)は、「スポーツのまち」のブランド力向上に向け、市イメージキャラ「しっぺい」がスポーツに挑戦する動画投稿など、SNSによる発信強化を提案。シンボルとなるスポーツイベント企画などのアイデアも示した。
市ホームページのリニューアルについては、利用者のトレンドや閲覧状況を捉え、タイムリーな情報発信ができる機能などの提案があった。草地市長は「やれることから一つ一つ実現したい」と述べた。
市は、連携協定を結んでいる人材マッチングのアナザーワークス(東京都)を通じてアドバイザーを公募し、6~11月に3人を登用した。