地域の魅力 互いに紹介 浜松と下田の児童がオンライン交流

 浜松市西区の入野小の3年生がこのほど、下田市の大賀茂小の3、4年生と初のオンライン交流授業を行った。地元の住民らから話を聞くなどして調べた浜松と下田の魅力を、それぞれ発表した。

地域の魅力を発表する児童=浜松市西区の入野小
地域の魅力を発表する児童=浜松市西区の入野小

 授業は互いに自分の住む地域を発信することで相手を思いやる気持ちを育むとともに、地元に誇りを持ってもらうのが狙い。教員同士のつながりがきっかけとなり、オンライン交流を企画した。
 入野小児童約80人は「入野の自慢」をテーマに、班ごとに佐鳴湖や入野古墳についてまとめた。寺について調べた班は、ダウン症の書家金沢翔子さんが手がけた巨大な般若心経がある龍雲寺を取り上げ、枯山水庭園に関するクイズも出題した。橋本恭汰さん(9)は「寺を調べて、地域の歴史に触れることができた。発表は少し緊張した」と話した。
 大賀茂小児童は、ペリー来航にちなんで下田市で毎年5月に開かれる日米交流の黒船祭や、イルカとの触れ合いを楽しめる観光スポット、海中水族館の特徴などを紹介した。

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