焼津・福積丸に大臣表彰伝達 豪州沖で遭難の20人救助

 遠洋マグロ漁船第15福積丸の乗組員24人が内閣総理大臣表彰を受賞した。オーストラリア西岸沖で沈没しかけていたインドネシア漁船の全乗組員を救助した功績をたたえた。16日に焼津市役所で伝達式が行われた。

表彰の伝達を受ける西川社長(右)=焼津市役所
表彰の伝達を受ける西川社長(右)=焼津市役所

 式では、福積丸(同市中港)の西川兼一社長が、戸田陽一清水海上保安部長から感謝状を受け取った。中野弘道市長ら市幹部も立ち会った。
 西川社長は「乗組員全員、大変喜んでいる。(遭難自体が)あってほしくないが、遭遇した場合は『海の男』としてできることはしていきたい」と語った。
 同社などによると、オーストラリア沖でマグロ漁をしていた同船は2021年5月14日に海上保安庁からインドネシア漁船の救助要請を受けて、現場に急行。荒天の中で遭難していた乗組員20人を全員救助した。

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