ブレーキ踏むまでの速さ確認 沼津で高齢者交通安全講習

 沼津署などは16日、高齢者らを対象にした交通安全講習を沼津市の東部運転免許センターで行った。

暗い中での文字の見え方を確認する受講者=沼津市の東部運転免許センター
暗い中での文字の見え方を確認する受講者=沼津市の東部運転免許センター

 認知機能検査の受験者らが、ブレーキを踏むまでの速さを計る装置を体験したり、暗い中で遠くに書いてある文字が見えるかの確認をしたりした。県交通安全協会沼津地区支部の交通安全指導員は「暗い服装で歩いていると、運転者から約10メートルの距離にならないと見えにくいが、反射材を着ければ約60メートルの距離でもはっきり見える」と呼びかけた。
 ダイハツ沼津販売(同市)の協力で、誤発進抑制機能が搭載された車を展示し、高齢者による事故を減らす技術も体験した。受講した西川博さん(84)=長泉町=は「最近は早い時間から暗くなるので視界が狭くなる。普段の乗車も気をつけたい」と話した。

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