在来種新そばを堪能 浜松・水窪で試食会

 浜松市天竜区水窪町の「みさくぼ野菜を育てる会」はこのほど、新そばの試食会を同町の水窪山村開発センターで開いた。同会メンバーや水窪協働センターの職員らを招き、地元でつくったそばを堪能した。

新そばを味わう「みさくぼ野菜を育てる会」のメンバー=浜松市天竜区水窪町の水窪山村開発センター
新そばを味わう「みさくぼ野菜を育てる会」のメンバー=浜松市天竜区水窪町の水窪山村開発センター

 水窪町の食材を後世に伝える取り組みの一環として毎年実施している。原料のソバは同町の在来種で、粒が小さく濃い色が特徴。今年は9月ごろの天候不順で実りが少なく、収穫量は平年の3割程度に落ち込んだ。
 出席者15人はしいたけを使った特製のかけつゆで味わった。メンバーの柳田温さん(70)は「おいしくて香りがいい」と絶賛。守屋銀治会長(88)は「水窪の食材を地元の人に知ってもらいたい。これからも在来種を大切にしていきたい」と話した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞