新マットで新体操発表会 選手強化や競技力向上に期待 静岡

 静岡市が本年度、体操用の新マットを配備した同市葵区の市中央体育館で18日、新しいマットを使った初の新体操演技発表会(市体操協会主催)が開かれた。関係者は選手の強化推進や大会の増加など競技力向上につながると期待した。

新しい競技用マットで演技する選手たち=静岡市葵区の市中央体育館
新しい競技用マットで演技する選手たち=静岡市葵区の市中央体育館

 新マットは縦横13メートルの大きさで、市が昨年購入を決め、今年8月に中央体育館に配備。それまで中央体育館で使っていたマットは市北部体育館(同区)に移して使えるようにした。同協会の市川利隆会長(77)は「2会場でマットを使った練習や大会ができるのは、選手の強化に向けて重要」と期待を込めた。
 新しいマットは同協会の会長を務めて昨年8月に死去した川村泰男さんが市に配備を依頼していた。川村さんは、競技人口増加や市内チームの全国大会での活躍を踏まえ、競技環境のさらなる整備が必要と考えていたという。
 18日の大会には、市内のクラブや中学、高校の部活動などから42チームが出演し、練習の成果を披露した。来賓の田辺信宏市長は「静岡市が体操王国と呼ばれるくらい競技が発展してほしい」とあいさつした。

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