小児治療を手助け 人形50体、済生会に寄贈 静岡キワニスクラブ

 静岡県内で子どもたちのための奉仕活動に取り組む「静岡キワニスクラブ」はこのほど、小児治療の手助けとなる人形「キワニスドール」50体を静岡市駿河区の静岡済生会療育センター令和に贈った。

石山施設長(右から2人目)に人形を手渡した滝会長(左から4人目)=静岡市駿河区の静岡済生会療育センター令和
石山施設長(右から2人目)に人形を手渡した滝会長(左から4人目)=静岡市駿河区の静岡済生会療育センター令和

 キワニスドールは白い布に綿を詰めた人形。入院する子どもたちが顔や服装を自由に描いて遊んだり、病院スタッフが入院する子どもたちに病気や治療の説明をする際に活用したりし、恐怖や不安を和らげる。
 同クラブの滝宰枝会長は「会員が思いを込めて手作りしている。少しでも手伝いができれば」と話した。同センターの石山純三施設長は「目からの情報で治療への理解を促し、心の傷を作らないように役立てたい」と語った。

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