自転車こいで健康に 体力測定や筋トレ、五輪遺産継承も サイクルスポーツセンターで講座

 東京五輪・パラリンピック自転車競技の静岡県開催のレガシー(遺産)継承に取り組む静岡サイクルスポーツコミッション推進協議会は17日、自転車を活用した健康づくり講座を伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで始めた。来年2月末までに計4回の講座を実施するとともに、参加者それぞれの能力に合わせた運動プログラムを提供し、トレーニングの効果を確かめる。

ワットバイクで体力を測定する参加者=伊豆市の日本サイクルスポーツセンター
ワットバイクで体力を測定する参加者=伊豆市の日本サイクルスポーツセンター

 伊豆、伊豆の国、伊東の3市から休日と平日の2コースに計26人が参加した。初日は据え置き型自転車トレーニング機器「ワットバイク」で現在の体力を測定し、年齢や身長、体重などを踏まえた約3カ月間の運動プログラムを作成。専用アプリでトレーニングの状況を管理し、講座終了時にどれだけ体力が向上したか検証する。
 ワットバイクは3市の公共施設に設置して自由に利用できるようにするほか、同センターの職員が随時相談を受け付ける。自宅でもできるストレッチや筋力トレーニングも紹介した。講座ではマウンテンバイクやクロスバイクの体験も行う。
 伊豆市の自営業桜井美鈴さんは「アプリでデータをすぐに確認できるのがいい。ワットバイクをうまく活用して筋力をつけたい」と話した。

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