記者コラム「清流」 反射材の活用を

 冬になり、日が暮れるのが早くなった。車を運転する身としては、歩行者に近づくまで存在を認識しにくくなってきた。この時、反射材を着けている歩行者にはすぐに気づくことができる。
 裾野署管内では11、12月でそれぞれ1件ずつの交通死亡事故が発生した。いずれも高齢者で、日が落ちた午後6時ごろの事故。横断歩道のない路上を渡っている際に走ってきた車と衝突した。その高齢者は反射材を着けていなかった。同署では12月の交通安全県民運動の期間に反射材などを配布し、主に高齢者の交通事故防止を呼びかけている。
 県東部の市町にとどまらず、家族などで共有して県全体に波及していってほしい。自分自身が歩行者になった場合でも、身を守るためにできることをしたい。

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