目が見えない人も楽しいおもちゃを 浜工高生が研究発表

 文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定を受けている浜松工業高(浜松市北区)は21日、生徒による研究発表会を中区のアクトシティ浜松で開いた。3年生の代表者が、ユニバーサルデザインのおもちゃ制作や運動時のけがを予防するシステムなど、学科ごとに成果を発表した。

研究の成果を発表する生徒=浜松市中区のアクトシティ浜松
研究の成果を発表する生徒=浜松市中区のアクトシティ浜松

 デザイン科は「五感で遊ぶおもちゃの研究」と題し、目が見えにくい人でも楽しめるように作った積み木を紹介した。中にビーズや鈴を入れて音が鳴るようにしたほか、子どもの英語学習に生かせるアルファベット型にしたと説明した。
 天然成分の塗料で塗装し、子どもや環境にも配慮したという。代表生徒は「多くの人から意見を聞き、目が見えない人も、そうでない人も一緒に楽しめるように制作した」と強調した。

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