夫婦そろって日本チャンピオン 全日本体重別腕相撲、三島の茂出木さん、伊豆で数々の鍛練

 伊豆市の施設、土肥集学校を拠点に活動するアームレスリングクラブ「スパーズ」所属のペンション経営茂出木一真さん(32)、絢子さん(37)=三島市=夫妻が、このほど東京都で開かれた第16回全日本体重別腕相撲選手権大会で、ともに初出場して優勝を果たした。夫妻そろっての優勝は大会史上初という。

腕相撲で日本一になった茂出木一真さん(左)と絢子さん(右)=伊豆市役所
腕相撲で日本一になった茂出木一真さん(左)と絢子さん(右)=伊豆市役所

 一真さんは9人が出場した男子85キロ級の右腕で優勝。5人で競った女子無差別級に出場した絢子さんは左腕で頂点に立った。一真さんは左腕が準優勝、絢子さんは右腕が3位だった。
 一真さんは同クラブに入った3年前から本格的に競技を始めた。絢子さんは一真さんの応援に行くうちに魅力を感じ、2カ月前から練習を開始した。同クラブでの週1回の練習に加え、自宅でのウエートトレーニングで鍛えている。
 長男の凪ちゃん(2)と同クラブの西川賀己代表(53)と伊豆市役所を訪れ、菊地豊市長に結果を報告した。一真さんは「日本チャンピオンを目指していた。夫婦で取れたのがうれしい」と喜び、絢子さんは「女性の競技者をもっと増やしたい」と話した。西川代表は「チーム内のレベルが上がり、メンバーの励みになる」とたたえた。

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