鍵盤ハーモニカをフィリピンの学校に 静岡文化芸術大「HANDs」 1万台目標に募る

 フィリピンの学校に楽器を贈る活動を進める静岡文化芸術大(浜松市中区)の学生団体「HANDs(ハンズ)」が、中古の鍵盤ハーモニカを集めている。2023年6月末までに、1万台を目標に善意を募る。

楽器の寄贈を呼びかける学生=浜松市中区
楽器の寄贈を呼びかける学生=浜松市中区

 同国の子どもたちと音楽を通じた交流を図るのが目的。寄せられた楽器は学生が洗浄・消毒し、23年9月に同国の15~18歳が通う公立学校と、13~22歳が通う私立学校に届ける予定。中区の一般社団法人グローバル人財サポート浜松などが協力している。
 ハンズは17年から呼びかけを始め、これまでに約400台を贈った。コロナ禍でここ3年は訪問ができなかったが、子どもたちとの交流はオンラインで続けた。伊藤綾梨代表(20)=同大3年=は「現地に行けず、もどかしい気持ちだったけど、多くの子どもに楽器を届けたい」と意気込みを語る。
 寄贈の問い合わせはグローバル人財サポート浜松<電053(482)8451>、またはハンズ<メールhandsmile.project@gmail.com>へ。

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