大しめ縄かけ替え 地域の安定祈り、新年の準備着々 静岡浅間神社

 静岡市葵区の静岡浅間神社は25日、年の瀬恒例の大しめ縄のかけ替え作業を行った。境内各所に真新しいしめ縄が飾られ、新年を迎える準備が着々と進められた。

真新しいしめ縄が設置された静岡浅間神社=静岡市葵区
真新しいしめ縄が設置された静岡浅間神社=静岡市葵区

 しめ縄は、夏に市内の水田で刈った稲を選別し、氏子関係者らで手作りした。神職ら13人が楼門など複数箇所で、ことし1年の役目を終えた大しめ縄を外し、神門に同神社で最大の長さ約3・3メートル、重さ約90キロのしめ縄を慎重に取り付けた。
 禰宜(ねぎ)の神谷拓生さん(63)は「地域の安定と平和を祈り、良い新年になることを願いながら作業した」と話した。
 同神社は、正月三が日の初詣参拝客数を約50万人と見込む。元日午前0時からは「寿太鼓」などが披露される予定。

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