水窪「だわいね」魅力紹介 山里いきいき応援隊・栗島さんの活動冊子に

 浜松山里いきいき応援隊の栗島洸さん(31)が、浜松市天竜区水窪町の観光や歴史などをまとめた冊子「だ・わいね」を製作した。飲食店を紹介するマップから過去の集落の跡まで、地域の魅力を幅広く紹介している。約3年間にわたる隊員活動の成果をまとめた一冊。栗島さんは「これまでの取り組みを形として残したかった」と振り返った。

完成した冊子「だ・わいね」を紹介する栗島さん=浜松市天竜区水窪町
完成した冊子「だ・わいね」を紹介する栗島さん=浜松市天竜区水窪町

 冊子の名前は会話の語尾につく「~だよ」を指す水窪弁の「だわいね」を使った。冒頭には地元で人気のスーパーや飲食店をまとめたマップを掲載した。
 山奥の集落を巡るコーナーでは、秘境駅として人気を集めるJR飯田線の小和田駅や過去の集落の歴史などを紹介。土地に残る家屋の写真や当時暮らしていた住民への取材を通して、昔の水窪を浮かび上がらせた。
 12月末で応援隊の任期を終える栗島さんは「経験を本にすることで次の隊員に生かしてもらいたい」と期待した。冊子は活動報告会や町内外のイベントなどで配布するほか、水窪協働センターと水窪文化会館で閲覧できる予定。問い合わせは同センター<電053(982)0001>へ。

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