里山活動で最高賞 一般社団「里の家」(浜松市北区)喜び報告

 浜松市北区の一般社団法人「里の家」が、環境省主催の第10回グッドライフアワードで最高の大臣賞最優秀賞に輝き、27日に加藤正裕代表理事(61)とスタッフの本間恵莉さん(36)が市役所で鈴木康友市長に報告した。

鈴木市長に受賞報告する加藤代表理事(中央)と本間さん(左)=浜松市役所
鈴木市長に受賞報告する加藤代表理事(中央)と本間さん(左)=浜松市役所

 持続可能な環境や社会のための取り組みを顕彰する表彰で、今回は全国から229件の応募があった。同賞の受賞は静岡県内で初めて。
 里の家は2005年に「みやこだ自然学校」として活動を始め、19年に法人化した。里山体験のほか薬草ハーブ、樹木系精油のアロマ事業など里山の暮らしを伝える活動を続けている。里山での循環型生活モデルの構築を目指し、研究や検証を積み重ねてきた点が特に高く評価された。
 加藤代表理事は「浜松の豊かな自然環境があってこその受賞」と地域への感謝を語り、「環境問題は人の生活を自然の循環に近づけないと解決しない。自然を学び、適応力や想像力を育てる体験活動を多くの子どもに提供したい」と話した。

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