吟醸酒 瓶詰め完了 静岡・平喜酒造 年明け出荷へ
静岡平喜酒造(静岡市駿河区)の酒蔵で、年明けに出荷を予定する日本酒の瓶詰め作業が行われた。同社のスタッフが香り立つ吟醸酒を一升瓶や四合瓶に手際よく注ぎ込み、新年に向けて準備を整えた。
瓶詰めされたのは2012年に創業した同社の10周年を記念した「喜平 静岡蔵 純米吟醸 誉富士 新米新酒」。今年収穫された県産米「誉富士」と安倍川の伏流水、室(むろ)の湿度などに注意して造られたこうじを使って醸造した。精米歩合を高め、えぐみや雑味が少なく、滑らかで端麗な味が特徴。蔵本杜氏(とうじ)の戸塚堅二郎社長(35)は「静岡の食材になじみやすい鮮度の高い日本酒を、新年の晴れやかな気持ちで飲んでほしい」と話した。
商品は23年1月中旬から数量限定で県内の取り扱い酒販店に順次出荷される。