熱海芸妓 新春を彩る あでやかな舞 観客魅了

 熱海市中央町の熱海芸妓(げいぎ)見番歌舞練場で1、2の両日、「湯めまちをどり華の舞」の新春特別公演が行われた。大勢の観客が訪れ、芸妓(げいぎ)衆の美しい舞に魅了された。

新春を彩る舞を披露する芸妓衆=熱海市中央町の熱海芸妓見番歌舞練場
新春を彩る舞を披露する芸妓衆=熱海市中央町の熱海芸妓見番歌舞練場

 熱海が舞台の小説「金色夜叉」の名場面を再現した踊りや、同市の早春を彩る「熱海梅園梅まつり」のために作曲家中山晋平が手がけた「梅まつりの歌」、花街のにぎわいをうたった「三下り甚句」などを披露した。
 熱海芸妓置屋連合組合の公式キャラクター「熱海まめっこ」も正月用に新調した衣装で登場し、愛嬌(あいきょう)をふりまいた。新型コロナウイルス禍で見合わせていた芸妓衆との記念撮影も再開し、観客は正月の思い出をカメラに収めた。
 同組合の小笠原亜紀子組合長は「活気のある2日間でお客さまからパワーをいただいた。飛躍の年にできたら」と話した。

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