てんぐとウサギ 張り子作品並ぶ 浜松市中区で9日まで

 浜松市中区の鴨江アートセンターで9日まで、西区の張り子作家坂田吉章さん(33)の個展「新春てんぐちゃん展 卯(う)」が開かれている。会場で坂田さんによる作品の制作実演も見られる。

坂田さんの張り子作品などが並ぶ個展=浜松市中区の鴨江アートセンター
坂田さんの張り子作品などが並ぶ個展=浜松市中区の鴨江アートセンター

 県西部に伝承が残る「てんぐ」を題材にしたキャラクター「てんぐちゃん」と干支(えと)にちなんだウサギの張り子作品や、かつて同センター付近にあったという「うさぎ山」をテーマにした注染染めの手ぬぐい、手びねり人形など約300点を紹介。頭に小さなウサギを乗せたてんぐちゃんの起き上がり小法師(こぼし)などが来場者に好評だ。
 坂田さんは同センターの制作場所提供事業「アーティスト・イン・レジデンス」に参加している。「遠州ならではの題材。作品を通じて地域を知ってほしい」と話す。

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