はしご乗り華麗な技披露 御殿場、小山の鳶職人 まとい振りも
御殿場市と小山町の鳶(とび)職人でつくる御殿場鳶工業組合(鎌野和夫組合長)は5日、新春恒例の「はしご乗り」を両市町の事業所など30カ所で行った。御殿場若鳶会所属の若手職人が華麗な技を披露した。
はんてん姿の職人は、直立した高さ6・37メートルのはしごの最上部で「遠見」や「背亀」といった技を披露した。3人が同時に乗って技を決める「三階松」で締めくくった。
木遣(や)り歌に合わせて重さ数十キロのまといを振る「まとい振り」も繰り広げた。
同市東田中の建設資材販売業スギヤマでは、近くの市立東保育園児が見学に訪れた。「危ないよ」と心配そうな表情で上空を見つめ、技が決まると盛んに拍手を送った。